秋季関学入れ替え戦[2007/10/14]

初めに、今回の入れ替え戦が普段と異なる形式だったので、それについて述べておく。
次回より1部のみ8校制となることから、2部の1,2位校と3,6部の1位校が自動繰り上げ、4,5部は各ブロック1位同士で決定戦を行い、勝者が昇格となる。(ブロック最下位校は試合を行わずに残留が初めから確定)

抽選の結果、対戦校は国際医療福祉大学となった。
医療福祉には小森という大エースがいるため、苦戦は免れないと予想された。

1番は今関と小森の対戦。
相手はエース小森だが、入れ替え戦の大事な初戦として、今関には頑張って欲しいところ。
1セット目、今関は序盤からレシーブミスが目立ち、さらにカット打ちも精度が低く、簡単にこのセットを取られてしまう。 2セット目、カット打ちも徐々に入り始め、前半はリードを許さい。しかし、セット終盤は相手のサーブにリズムを狂わされたか、ミスを連発、このセットも落とす。3セット目やはりカット打ち、レシーブともに安定せず、5-10に。ここから小森のミスもあって10-10に追いついたものの、直後にレシーブミス、サーブミスをしてしまい、結局0-3で敗戦。
負けはしたものの、最後の追い上げはチームを盛り上げ、1番としての役割は。

2番は有賀と香山の対戦。
ダブルスでの苦戦が予想されることから、ここは是非とも有賀に勝ってもらいたい。
1セット目、有賀のサーブ、ドライブ、ブロックが安定。香山も攻めてくるがラリー能力で有賀が上回り、まず1セット先取。2セット目、有賀に細かいミスが目立ち始めるが、サーブで取って点差を離されず。しかし、香山の攻撃も安定度を増し、先手=得点の展開でシーソーゲームに。9-9となるが、ここで有賀が痛恨のサーブミス。そのまま9-11でこのセットを落とす。3セット目、序盤にサーブや相手のミスで5-1とリードを奪うと、香山に楽に打たせないラリー展開で11-3とあっさりこのセット取得。4セット目もラリーの展開は同様だが、香山の攻撃の精度が前セットより上がり、点差が中々付かず。ジュースとなるが、11-11からラッキーなネットインで12-11とすると、最後はしっかり3球目を決め、勝利。
途中冷や冷やさせられる場面もあったが、有賀が期待に応えた。

3番ダブルスは田中、前野ペア対小森、畠山ペア。
小森擁するダブルスだが、ここで勝てば後半かなり楽になるため、なんとか勝って欲しいところ。
1セット目、序盤は互いにミスが目立つが、中盤以降は台上処理で上回ってこのセットを取る。2セット目、小森が積極的に打ち始める。畠山の大事なところでのミスもあって、シーソーゲームとなるが、9-9から前野がサーブミス。直後に小森に決められ、このセットを落としてしまう。3セット目、向こうは畠山の強打が入り始めるなど、ラリーに速い球が多くなる。それでも離されずにジュースに持ち込んだが、小森のサーブをレシーブミスすると、直後に不運なネットインで3セット目も奪われる。4セット目、序盤から畠山の攻撃が決まり、こちらのミスもあって大きくリードを許し、3-8でタイムアウトを取る。その後4-10から7-10まで追い上げたが、今度は相手のタイムアウト。最後は畠山にレシーブエースを決められ、惜敗。
要所要所で点を取れなかったのが敗因か。内容自体は悪くなかっただけに、残念だった。

4番は田中と畠山の対戦。
1-2と後が無くなり、何が何でも落とせない一戦となった。
1セット目序盤から互いに攻撃がよく入る。中盤以降、畠山の緩急をつけた組み立てにミスが出始めリードされ、田中はドライブをしっかり決めて5-9から9-9と追いつくが、ここからレシーブミスとエッジでこのセットを落としてしまう。2セット目、畠山のエースボールが決まり、序盤リードを許す。田中は繋いだドライブを狙い打たれるorロビングを上げられるなど、中々ラリーでの主導権を握れないが、終盤粘りを見せ7-9から逆転し、2セット目を取った。3セット目は田中のドライブがよく決まり、序盤に5-1とリードを奪う。畠山のロビング等使った緩急を付けた展開には、少々手間取る様子もあったが、しっかり攻めきってリードを保ち、このセットも連取。4セット目は、互いにサーブからの3球目を狙っていく展開で、シーソーゲームに。中盤2点のリードを奪われると、そのまま8-10となる。しかしここで田中が踏ん張り、ジュースに持ち込む。田中がドライブを決めて11-10としたところで、相手側がタイムアウト。しかし再開直後に畠山が打ちミス、田中が勝利した。
田中は大事なところでしっかりと決めてくれ、さすがはエースと言ったところか。

5番は前野と中野の対戦。
4部昇格の鍵は前野に委ねられることとなった。
1セット目序盤から、中野はひたすらカット、前野はカット打ちとストップを織り交ぜる展開となった。序盤は中野のカットが安定せず、前野のカット打ちがきれいに決まる。しかし、前野は台上でのミスが目立ち、なかなか点差を広げられず。終盤は中野のカットの精度が上がるが、前野のカット打ちの精度がこれを上回り、まず1セット先取。2セット目、前野の台上、カット打ちが共に安定、7-0と大きくリードを奪う。ここからミスが目立って7-5と連続得点されてしまうが、その後はしっかり決めて11-7で2セット連取。3セット目、中野がカットをミスするか、前野がカット打ちをミスするかの、典型的展開に。1,2セットと比べ前野の打ちミスが目立ち、点差が付かずジュースになったが、最後は中野がミスをして3-0で勝利、4部昇格を決めた。
プレッシャーの掛かる5番での起用で、見事に結果を出してくれた。

見事、4部昇格を果たした。この結果を素直に喜びたいところだが、安心して気を抜いてはいられないだろう。
今回入れ替え戦に出場できたが、そもそもリーグでは4勝1敗と、5部で1敗を喫している。今後戦っていく4部では、単純に考えてそれ以上のレベルの大学が集まっているということであり、最悪の場合、直ぐに5部降格、などということすらありうるのだ。
そんな最悪の事態に陥らないよう、来期に向けしっかり精進して欲しい。生田主将のもと、さらなるレベルアップを期待する。−大木康次郎

東工大医福大
今関 健太04-11
6-11
10-12
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3小森 充人
有賀 久311-6
9-11
11-3
13-11
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1香山 真
田中 純一
前野 悠
111-6
9-11
10-12
7-11
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3小森 充人
畠山 祥史
田中 純一39-11
11-9
11-7
12-10
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1畠山 祥史
前野 悠311-9
11-5
12-10
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0中野 洸大
3-2